
当記事では、三麻3代目天鳳位で伝説的な強さを誇っていたが、昨年不正が発覚しアカウントを削除された「くうた」さんについて書いています。
アカウントが削除されたのは2017年で今更感が強いですが、同じような不正が再発しないように簡単にまとめておきます。
くうたとは?
”元”3代目三麻天鳳位の「くうた」さんとはどのような方だったのでしょうか?
まずはこの画像をご覧下さい。
「くうた」さんの三麻鳳凰卓での成績です。
全2294戦で
- 平均順位1.869
- 安定段位11.307段
- 最高R2589
- TOP率4割超え
と尋常ではない成績を残しています。
この成績がいかに尋常ではないかを
「三麻鳳凰卓東南両方2000戦以上の安定段位ランキング」で他の強者の方と比較してみます。

三麻鳳凰卓東南両方2000戦以上の安定段位ランキングTOP10
2位の方の安定段位が9.5段というのをみると、安定段位11.3段がいかに異常な数値かがわかります。
ここまで異常な成績を残しているのになぜ不正がバレなかったのでしょうか?
ここからは「くうた」さんが行った不正の内容を書いていきます。
くうたさんの不正内容
くうたさんが行った不正の内容は簡単に書くと以下のようなものです。
- 複数台のPCやスマホを準備。
- 複数の鳳凰ID(7段R2000以上)を作成。
- 上記IDと「くうたID」で三麻鳳凰卓で同卓し、2対1の状況の卓を立てる。
- 目立たないように差し込みなどを行い「くうたID」にTOPを取らせる。
これだけをみると非常に単純な不正で実現可能な様にも見えますが、
実行するのは麻雀の強者しかいない鳳凰卓。
少しでも不自然な打牌があればすぐに不正が発覚してしまいます。
第一に天鳳プレイヤーならご存知の通り、
まず複数の鳳凰ID(7段R2000以上)を作成するというのが気の遠くなるような作業ですよね。
しかも相当数の鳳凰IDがないと同卓率等ですぐにばれてしまいますので、最低でも10アカウント程は必要かと思います。
ちなみの上記の不正は上卓/特上卓でも確認されています。(鳳凰卓ではできない露骨な差し込みなど)
一体トータルで何時間をかけて「くうたID」を作り出したのでしょうか。
一人で実行するならば数年単位?
もしかしたら協力者の方が、何名かいた可能性も考えられますね。
ネット上で確認できた不正アカウントは以下の通りです。
くうた鳳凰卓不正アカウント一覧
- くうた(最高天鳳位)
- 力ダル(最高八段)
- 三麻亭新緑(最高十段)
- 井伊(最高十段)
- 30000(最高七段)
- 怒り新党(最高七段)
- m稲m(最高十段)
- 時々ラス確(最高七段)
- 倍返した(最高十段)
- WMC(最高九段)
- ざ~こ?(最高七段)
- ( ̄∀ ̄)(最高七段)
- 三麻亭素人(最高七段)
- tosan(最高八段)
他にも特上卓用のアカウントなどもあるようですが、鳳凰卓での不正に使用されたアカウントだけでも14アカウント。
天鳳位アカウントの他にも最高十段のアカウントが4つと本当にやりたい放題といった感じですね。
圧倒的な成績で神格化されるほど有名なプレイヤーで牌譜検討も何度もされているはずですが、
2009年10月10日(くうたさんが天鳳位になった日)から2017年までの8年間、不正していたことがバレなかったのは本当に謎です。
なにより同卓してポイントを削られた鳳凰民の方や牌譜検討に時間をかけた方など、天鳳プレイヤーには相当な被害を残した「くうた事件」。
同じような不正が再発しないことを祈るばかりです。
くうたまとめ
- 「くうた」さんは不正によりアカウントを削除された”元”三麻3代目天鳳位。
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