この記事では天鳳の【特上卓】と最上位卓【鳳凰卓】の違いを私(最近ようやく鳳凰卓を打てるようになった実力)が感じたままに書いています。
実際に打ってみて感じたことや観戦していて感じたことをまとめてみましたので、参考までにご覧ください。
最初に
この記事は自分の実力向上の為の復習メモのような記事となっています。このような記事は”どのような雀力を持つ者が書いているか”というのが重要かと思いますので、まずは私の天鳳での成績などを少し書いておきます。
ややこしいのですが、私は当サイト名とは全く関係なく天鳳では「ものしり速報(アカウント削除済)」というID名でプレイしています。
打ち始めた頃は三麻勢で、四麻を本格的に打ち始めたのは三麻で七段になった後の2018年3月頃からになります。
四麻では特上卓までは主に東風戦をプレイしており、東南戦を打ち始めたのは六段坂の終盤からですので、まだ100戦も打っていません。そんな私の現在までの成績は下画像のようになります。
四麻特上卓での成績
四麻鳳凰卓での成績
三麻特上卓での成績
三麻鳳凰卓での成績
ご覧の通り打数が少なく、これから鳳凰卓で揉まれていく状況です。四鳳では現在、体感でかなり運が良い状況ですが、飛び抜けて勝ち越せているワケではなくこれ以下の成績になるはずです。
三鳳では既に実力不足を露呈しており、現在の実力ではとても生き残る事ができません。このままでは三麻・四麻ともに鳳凰卓で生き残ることができないと判断したため、この記事を復習も兼ねてに書くことにしました。
ちなみに私はリアル麻雀はほとんど打ちません。天鳳一本といっても差し支えはないでしょう。この記事はこのような実力の者が書いているということを念頭に置いてご覧ください。
テンパイ速度
テンパイ速度については明らかな違いがあります。体感で1.5〜2.5巡程度特上卓と比べ早く、特に鳳東では特東と比べ一度もテンパイに至らず、なにもさせてもらえないという対局が増えました。
牌効率は自分以外の3名が完璧なのはもちろんですが、門前よりも鳴きの上手さが特に印象的で早くあがるべき場面を見極め、鳴き手などで流されることが特上卓に比べ明らかに増えます。
鳴き判断
これは皆さん仰っていますが、鳳凰卓では鳴き率が下がります。私自身も特上卓までは「副露率.450」程の副露タイプだったのですが、鳳凰卓ではかなり鳴き率が下がりました。
これにはやはり
等の理由がありますが、やはり全体的に守備を重視した方が「*特上卓と比べて有利なルール」が影響していると思います。
*特上卓と比べて有利なルールについては下記*2位のポイント配分を参照。
リーチ判断
リーチ判断は非常に意識するようになりました。特上卓まではリーチを打つ際の判断として、待ちが好形か愚形かを意識する程度でしたが、鳳凰卓で打点の低い(ドラがない)愚形リーチを適当に打っていると簡単にかわされ、最悪高打点の追っかけリーチに刺さります。
特上卓と比べ、捨て牌の枚数を把握する力や打点読み、待ち読みの精度がかなり高いためリーチ判断が勝敗を分ける場面が増えました。
特上では結構打てていた、リーのみ愚形リーチを簡単に打てなくなりました。
回線落ち
回線落ちについては発生しないわけではないのですが、特上卓と比べると明らかに減少しました。
頻繁に回線落ちしてしまう状況で鳳凰卓に上がってくるのは難しいので当然ですね。
現物待ち
リーチ者の現物待ちについて。特上卓まではリーチ者の現物でダマ待ちすることは非常に有利であると考えていたのですが、鳳凰卓ではリーチ者に対して通っていない牌を切る(押す)ことで自分もテンパイしていると判断されることが多く、リーチ者の現物も簡単には切ってくれない印象を受けました。
そのため特上卓ではダマとする場面も鳳凰卓では、追っかけリーチが正着となる場面が増えます。
ラス回避意識の違い
ラス回避意識の違いについてはもう完全に別世界です。これには特上卓と鳳凰卓のポイント配分が大きく影響していますので、
まずはポイント配分表を今一度確認してみます。
特上卓 ポイント配分表
- 四段[東風](1位+50、2位+20、4位-60) [東南](1位+75、2位+30、4位-90)
- 五段[東風](1位+50、2位+20、4位-70) [東南](1位+75、2位+30、4位-105)
- 六段[東風](1位+50、2位+20、4位-80) [東南](1位+75、2位+30、4位-120)
鳳凰卓 ポイント配分表
- 七段[東風](1位+60、2位+30、4位-90) [東南](1位+90、2位+45、4位-135)
- 八段[東風](1位+60、2位+30、4位-100) [東南](1位+90、2位+45、4位-150)
- 九段[東風](1位+60、2位+30、4位-110) [東南](1位+90、2位+45、4位-165)
- 十段[東風](1位+60、2位+30、4位-120) [東南](1位+90、2位+45、4位-180)
このようになりますが、まず特上卓には主に【四段、五段、六段】の方がいます。六段以外の方は1位~4位の順位分布が全て均一であっても後段することはありません。
故に”強くラス回避”を意識する必要があるのは六段の方のみとなりますが、鳳凰卓では七段以外の方はポイント配分から絶対にラスを引くわけにはいかない方の割合が増えます。
現在四麻では四段から十段在籍者数が下記のようになっておりますので、
特上卓では四~六段の合計21,900名の内、六段の方が3,173名なので約14%の方が昇段のためにラス回避を”特に”強く意識する打ち手。
鳳凰卓では七段~十段の合計(天鳳位12名は除く)2,680名の内、八~十段の方が803名なので約30%の方が昇段のためラス回避を強く意識する必要のある打ち手となります。
特上卓でプレイする七段以上の方がいらっしゃったり、七段の方は六段坂の際にラス回避が重要なゲームであることは十分に理解していますので、上記の%はあくまで目安でしかありませんが、”ラス回避意識の違い”は天鳳のゲーム性を深く理解している人が多い鳳凰卓と特上卓では全く異なります。
ラスが濃厚な方に全力で不利に打つ方が多いのが鳳凰卓です。特上卓でももちろんラス濃厚な方には不利に打つ方が多いとは思いますが、接戦時のオーラスでオリれば2~3位にはなれるが、振り込むとラスになる可能性有の状況の時、自分がラスになる確率よりも1位になることを優先し、ラス目のリーチに追っかけリーチをする人などはほぼいないということです。
2位のポイント配分
また2位のポイント配分も、鳳凰卓では(東風 1位60,2位30/東南1位90,2位45)とトップの半分のポイントがもらえるのに対し、特上卓では(東風 1位50,2位20/東南1位75,2位30)となり、2位は少し損な配分となっていることも上記の「自分のラスになる確率よりも1位になることを優先し、ラス目のリーチに追っかけリーチをする人などはほぼいない」に関係していて、鳳凰卓は2位の価値が高いため、無理にトップを目指さずに2位で終局を狙う打ち手が多い印象です。
差し込み・アシスト
差し込み・アシストについてはするべきところではかなりの確率でしてもらえますし、自分もします。
特上卓ではそもそも「差し込み・アシスト?なにそれおいしいの?」的な方がいる分、他家に運命を委ねることは難しいですが、鳳凰卓では皆さん常に差し込み・アシストを意識されていますので、自分に有利となる差し込み・アシストは高確率で受けることができます。
そのため上家にアシストしてくれそうな状況の方がいる際の混一色仕掛けや、自分の打点をわかりやすくする仕掛け等の価値は特上卓に比べ格段に上昇します。
特に九段以上の方のアシスト精度は一度体験すると結構感動ものだと思います。
九段以上の方との対戦
これは避けたほうが良いと言う意見が多かったのですがどうなんでしょう?
「九段になれる実力=鳳凰卓でも勝ち組」という理由から避けたほうが良いことはわかりますが、正直どのくらい効果があるのかはよくわかりません(笑)
鳳凰卓の人数を考えるとかなりの高確率で九段以上を回避することはできますが、実際ガチで実践している人はいるのでしょうか?
天鳳 特上卓と鳳凰卓の違い まとめ
以上が2018年7月時点での私が感じた特上卓の鳳凰卓の違いになります。初めてこういう形式の記事を書いてみたのですが、書いていてよくわからなくなってしまいました。特に「ラス回避意識の違い」の項目は酷い気がします…。
何はともあれ、もう少し鳳凰卓での打数を増やす必要がありますね!もう少し打ってみて、またこの記事を更新したいと思います。
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